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海外出張ホテルの失敗しない選び方|チェックポイントと安全対策を解説

2023.04.13

公開日: 更新日:

海外ホテルを手配するとき、どんな基準で探していますか?海外出張では「どのホテルに泊まるか」が、業務成果や安全性に直結します。国内と同じ感覚で選んでしまうと、移動ロス・体調不良・トラブル対応に追われることも少なくありません。

この記事では、海外出張のホテル選びで重要なポイントを整理しています。観光旅行とは気を付ける点が異なってくるため、ホテル選びに迷っている方は、この記事を参考にしてみてください。

ピカパカ出張DXコラム執筆者中村

この記事の執筆者

編集部 中村

旅行業界歴15年以上。自身の国内、海外出張経験を生かして記事を執筆しています。旅行業務取扱管理者資格保持者。

ピカパカ出張DXコラム監修者勝間隆人

監修者

勝間 隆人 (株式会社ピカパカ 執行役員、法人DX推進事業部 部長)

出張管理(BTM)分野で20年以上の経験を持ち、累計400社以上のコスト適正化を支援してきた専門家が監修、解説します。

海外出張でホテル選びが重要な理由

治安・交通事情が日本と異なる

海外では、エリアによって治安に大きな差があります。
1都市の同じエリア内でも、通りを一本変えるだけで治安が大きく変わることもあります。また、交通事情も日本のように正確とは限りません。朝夕の通勤時間は、車で15分の距離が交通渋滞で1時間かかる、なんてことも起こりえます。
また、ストライキなどで公共交通機関が突然運休になることもあります。「中心街に近い」よりも、訪問先に安全に移動できるかを最優先に考えることが重要です。

体調管理が業務パフォーマンスへ影響

時差・食事・水質の違いは想像以上に体力を奪います。 騒音で眠れない、エアコンが効かないもしくは強すぎる、シャワーの水圧が弱い、お湯が出ない、などの小さな不満や不便が、商談時の集中力低下につながります。
ホテルは「寝る場所」ではなく、 パフォーマンスを発揮するためにしっかり休んで体調を整えることのできる拠点と考えるべきです。

フライト変更・情勢不安による予定変更リスク

海外出張では、以下のような理由によりスケジュール通りにいかないことがあります。予定変更の可能性を加味してホテルを選ぶ必要があります。
・フライト遅延
・欠航
・天候悪化
・政治情勢の変化

【重要】海外出張ホテル選びの5大チェックポイント

ここからは海外出張時のホテル選びにおいて、チェックすべきポイント5つを解説します。

1. 立地は「目的地近く」が第一優先

宿泊地は、徒歩圏内にお店や観光地があって栄えているような中心街ではなく、目的地へのアクセスの良さを重視しましょう。目安は「徒歩圏内」または「タクシー10分以内」を推奨します。移動時間の短縮は安全性向上にもつながります。

2. 治安と周辺環境の確認

周辺エリアの治安は必ず確認するようにしましょう。目的地に近いからといって、治安の悪いエリアに宿泊すると安全性に不安が残ります。Googleマップのストリートビューやホテルの口コミ、外務省の安全情報などをチェックして、安心して宿泊できるエリアか確認することが大切です。「繁華街」や「バー密集エリア」は注意が必要です。

3. キャンセルポリシーと返金条件

前述したように海外出張では、訪問先の都合以外にも、様々な理由によりスケジュールが変更する可能性があります。宿泊プランを選ぶ際は、以下を確認するようにしましょう。
 ①無料キャンセル期限
 ②当日キャンセル可否(キャンセル規定)
 ③現地払いか事前決済か

4. Wi-Fi、デスク、ビジネスセンター等の充実度

海外出張で必ず必要なのがネット環境です。
海外ではWi-Fi速度に差があり、「ホテルのWi-Fiに繋がらなかった」「繋がっても遅くて使いものにならなかった」などの口コミが見受けられることもあります。オンライン会議がある場合などは特に重要なため、以下の項目を公式サイトで確認しておくと良いでしょう。
 ①部屋にデスクがあるか
 ②Wi-Fiだけでなく有線LANはあるか
 ③ビジネスセンターの有無

5. 朝食、ランドリーなど付帯設備有無

海外出張では、朝食やランドリーなどの付帯設備の有無が、想像以上に業務効率へ影響します。日本のビジネスホテルのように「朝食付きが標準」とは限りません。朝食が付いていない場合も多く、その場合は早朝から営業している飲食店を探す必要があり、土地勘のないエリアでは移動や店探しに時間を取られます。
また、観光地価格で想定以上に費用がかかるケースも少なくありません。 そのため、業務優先の出張であれば朝食付きプランを選ぶ方が結果的に効率的かつ経済的な場合が多いです。

次にランドリー設備です。3泊以上の出張では、洗濯環境の有無が快適さを大きく左右します。日本とは違って、蒸し暑い地域や衣服が汚れやすい場合もあるため、ホテル内のランドリーやクリーニングサービスをを事前に確認しておくことで、余計な出費や手間を防げます。洗濯が出来れば、荷物もコンパクトに済むため、移動時の負担が少なく済むでしょう。
滞在中に発生する時間・手間・追加コストまで含めて判断することが重要です。

監修者

監修者

海外出張では、長時間の移動、慣れない環境、時差などの外的要因で疲れが溜まりやすくなります。出張者が現地でより多くの成果や生産性を上げられるかどうかは、宿泊できるホテルに左右されることもあります。

国内出張と海外出張のホテルは何が違う?

日本と海外ホテルの基本的な違い

海外のホテルは、日本と比較して文化やサービス概念が大きく異なります。この違いを理解していないと、不要なトラブルやストレスにつながることがあるため確認しておきましょう。

「お客様は神様」ではないサービス文化
日本では、スタッフに声をかければ柔軟に対応してもらえることが一般的です。
しかし海外では、サービスは明確に分業されています。 例えば、ドアマン、ベルボーイ、レセプション、ハウスキーパー、コンシェルジュなどは、それぞれが契約で定められた業務のみを担当しており、担当外の依頼は断られることも珍しくありません。
日本の「おもてなし」の感覚で接すると 「対応が冷たい」「適当な対応を受けた」と感じることもありますが、文化の違いと理解することが重要です。
チップ文化への理解
チップは日本語では「心付け」と訳されますが、海外では任意ではなく実質的なサービス対価と考えられています。支払わないことでトラブルや印象悪化につながる可能性もあるため、出張時は少額紙幣を常に用意しておくと安心です。
チップが必要な主なシーン:
 ・ベルボーイが荷物を運んだとき
 ・ルームサービス利用時
 ・タクシー利用時
 ・レストラン利用時
その他覚えておくべきポイント
その1:
歯ブラシ・綿棒・ガウン・スリッパなど日本では当たり前のアメニティですが、海外では用意されてないことがほとんどです。
その2:お風呂の浴槽は、お湯を溜めるものではなくシャワースペースとしての浴槽であるため、国によっては十分な量のお湯が出ない事があります。
その3:ホテル内のセーフティボックスは必ずしも安全というわけではないため、注意しましょう。短時間の外出時等に活用し、長時間の外出では、貴重品は基本的に肌身離さず持っておくようにしましょう。
その4:デポジット(保証金)が必要な場合があります。チェックイン時にクレジットカードの提示を求められるため、出張規程や法人カードの利用可否を事前に確認しておくと良いでしょう。
その5:海外では基本的に水道水は飲めません。ペットボトルのミネラルウォーターを使用しましょう。歯磨きの際もミネラルウォーターを使ったほうが良い場合があります。

【3ステップ】失敗しない海外ホテルの選び方

STEP1.目的地へのアクセスと周辺エリアのチェック

海外出張時のホテル選びは、まず宿泊する場所を決めます。
チェックするポイントは、訪問先までの所要時間(徒歩・タクシー・公共交通)、朝夕の渋滞状況、空港からホテルまでの移動時間の3つです。 地図上では近く見えても、交通事情により移動に時間がかかることがあります。Googleマップで「平日の朝8時」など時間帯を指定して検索すると、実際の所要時間の目安が把握できます。 また、周辺エリアの環境や治安の確認も忘れないようにしましょう。口コミや付近の飲食店がどんなお店かを確認すると良いでしょう。

STEP2.口コミ・レビューのチェック

多くのホテル予約サイトでは、口コミ・レビューを見ることが出来ます。
「清潔」「騒音」「治安」の記載、低評価レビューの内容、同じ日本人の体験談などが特に参考になるでしょう。日本人の口コミが多いホテルなどは、ホテルスタッフも日本人の応対に慣れている可能性があります。

STEP3.部屋・ベッドタイプ・キャンセル条件を確認

料金プランによっては、予約と同時にキャンセル料の対象となるホテルも少なくありません。
日程の変更や、ギリギリまで日付が決まらない場合は「キャンセル無料プラン」があるか、何日前までキャンセル可能かの確認が必須です。

お部屋のカテゴリが「ROH(Run of the House)という表記の場合は、少し注意が必要です。「部屋指定なし」の事を指すため、ホテルの空き状況によって決まるため、直前までどのカテゴリのお部屋になるか分かりません。窓無しのお部屋などになる場合があります。

主なルームタイプは「シングルルーム」(ベッドが1台、文字通り1人用のお部屋です。2人以上で泊まることは消防法に基づき禁止です。)「ツインルーム」(ベッド2台、2名での宿泊を想定したお部屋タイプとなりますが、シングルユースで1名での利用も可能です。)「ダブルルーム」(大きいサイズのベッド1台のお部屋です。2名でも宿泊可能です。)
宿泊料金は基本的に「1部屋あたり」で表記されていることが多く、1名あたりの費用ではないので注意が必要です。 「Condominium(コンドミニアム)」や「Serviced Apartment(サービスアパートメント)」の表記がある場合は、キッチンや洗濯機などの設備が備えられた宿泊施設のことです。長期滞在の際は選択肢の一つとしておすすめです。

法人出張の場合の注意点

1.出張規程
宿泊上限金額や承認フローなど、社内規程を守って予約できているか必ず確認しましょう。
2.精算方法(立替・法人カード)
海外のホテルではデポジットが発生します。立替精算の場合、為替差損が出ることもあります。
法人カード利用の利用可否を確認しておくと良いでしょう。
3.緊急時の連絡先・連絡体制
現地トラブル、パスポート紛失、災害発生時など、管理部が出張者に迅速に連絡が取れるか、現地の大使館などの連絡先を把握していることが大切です。

便利なのは「出張管理システム(BTM)」の導入

海外出張が多い企業ほど、個別予約では管理が煩雑になります。また、安全管理の観点からも「出張管理システム(BTM)」の導入がおすすめです。

「出張管理システム(BTM)」で出来ること

  • 出張規程に沿ったホテル選定
  • 出張者の所在把握
  • コストの可視化
  • 立替精算削減
  • リスク管理と業務効率化

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海外出張では「ホテルの選び方」をルール化し、仕組みで担保することがより大切です。複数の予約サイトを横断して比較・検索する作業は、想像以上に時間と手間がかかります。出張管理システムを活用すれば、出張者は本来業務に集中できる環境を整えることが可能です。

まとめ

海外出張のホテル選びで重視すべき点はいくつかありますが、「立地」「安全性」「変更可否」は必ず確認するようにしましょう。出張全体のリスクとパフォーマンスを考慮して選定することが重要です。
個人任せにすると、出張者ごとに判断基準がばらつき、コスト増加やリスク管理の不備につながる可能性もあります。特に海外出張では、国内出張よりも確認すべき点が多いため、「人」に依存しない仕組みづくりがコスト削減とリスク低減に繋がります。
海外出張の運用に課題を感じている場合は、出張管理システム(BTM)の活用が有効です。

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