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海外出張におすすめのSIM・eSIMはどれ?Wi-Fiレンタルとの違いや選び方を徹底解説!

2026.02.19

海外出張が決まった際、気になるのが「現地でのインターネット環境」です。かつてはWi-Fiルーターのレンタルが主流でしたが、最近では「海外SIM」や、さらに便利な「eSIM」が注目を集めています。「どれが一番安いの?」「設定は難しくない?」といった疑問をお持ちの出張者に向けて、この記事では海外出張に最適なSIM・eSIMの選び方を徹底解説していきます。

ピカパカ出張DXコラム執筆者中村

この記事の執筆者

編集部 中村

旅行業界歴15年以上。自身の国内、海外出張経験を生かして記事を執筆しています。旅行業務取扱管理者資格保持者。

ピカパカ出張DXコラム監修者勝間隆人

監修者

勝間 隆人 (株式会社ピカパカ 執行役員、法人DX推進事業部 部長)

出張管理(BTM)分野で20年以上の経験を持ち、累計400社以上のコスト適正化を支援してきた専門家が監修、解説します。

目次

海外SIM(SIMカード・eSIM)とは

海外出張時の通信手段として主流となっているのが「海外SIM」です。従来のカードタイプに加え、近年は「eSIM」の普及により、インターネット通信の利便性が向上しています。

SIMカード

端末の側面にあるスロットに差し込んで使用する、小さなICカードです。現地で購入するか、事前に日本でAmazon等で購入して持参します。

eSIM(イーシム)

スマホの内部にあらかじめ埋め込まれた「内蔵型」のSIMのことです。カードの差し替えが不要で、日本にいながら事前にプランを契約し、現地に到着し設定を「オン」にするだけで使い始められます。

海外「SIMカード」を徹底解説

海外SIMカード

最近はeSIMが話題ですが、今でも根強い人気があるのが実際のカードを抜き差しする「SIMカード」です。ここでは、購入からメリット・デメリットまでを分かりやすくまとめました。

海外SIMカードの購入方法

海外SIMカードを入手する方法は、大きく分けて2つあります。出張のスケジュールに合わせて選びましょう。

① 日本で事前に購入する

Amazonや家電量販店、日本の空港で購入。出発前に手元にある安心感がありますが、データ専用(番号なし)が多いのが特徴です。

② 現地の空港・ショップで購入

現地のキャリア(AT&T, Orange, AISなど)から直接購入。パスポート提示が必要ですが、電話番号付きプランが主流です。

海外SIMカードの使い方

現地に着いたら以下のステップでSIMカードを使用します。

  1. 端末の電源を切る:故障を防ぐため、必ず電源をOFFにします。
  2. SIMピンでスロットを開ける:スマホ側面の小さな穴にピンを刺し、トレイを引き出します。
  3. カードを入れ替える:日本のSIMを大切に保管し、海外SIMを向きに注意してセットします。
  4. APN設定(必要な場合):電源を入れ、説明書に従って通信設定(APN)を行えば完了です。

海外SIMカードを利用するメリット

設定がシンプル SIMカードは「差せば動く」というシンプルさがあり、スマホの操作に自信がない人でも失敗が少ないのが魅力です。
端末の使い回し SIMカードなら、自分のスマホが電池切れになった際や、予備のスマホ・モバイルルーターに差し替えて使うことができます。
古い機種でも対応 eSIMはiPhone XS以降などの新しい機種に限られます。スマホが古いモデルの場合はSIMカードにする必要があります。
電話番号が手に入る 現地のキャリア店舗で買うSIMカードの多くは、電話番号がついており、国内通話やSMSが利用可能です。「15日間・10GB・無料通話30分付き」といったパック形式も多いです。

海外SIMカードを利用するデメリット

便利な一方で、SIMカードならではの弱点も事前に把握しておく必要があります。

紛失・破損のリスク SIMカードは小さく薄いため、入れ替え作業中に落としたり、無くしたりするケースが多くあります。日本用SIMを失くすと帰国後に再発行の手間と費用がかかります。
SIMピンが必須 カードを入れ替えるには専用の「SIM取り出しピン」が必要です。揺れる機内や暗い場所、移動中のタクシー内での作業は難しく、ピンを忘れると交換できません。
入れ替えの手間 現地到着後、入国待ちなどの時間にスロットを開けて設定を行う必要があります。作業が終わるまでの数分〜十数分間は通信ができない「空白の時間」が生じます。
購入時の問題 現地のSIMカウンターが大行列だったり、深夜・早朝到着でショップが閉まっていることも。また、プラン内容を理解するのに「言葉の壁」を感じる場合があります。

海外「eSIM」を徹底解説

海外esim

近年の海外出張で主流になりつつあるのが「eSIM(イーシム)」です。アプリをダウンロードし簡単に使用でき物理的なカードを扱う必要がありません。

海外eSIMの購入方法

eSIMはオンラインで完結するため、場所を選ばずいつでも購入できるのが最大のメリットです。

① 専用アプリ・Webサイトで購入

「Airalo」や「Ubigi」などの各eSIMアプリで購入。決済後、アプリ内の「インストール」ボタン、またはQRコードで設定が可能になります。

② 国内キャリアのオプション利用

「ahamo」や「povo」等、普段お使いのeSIM回線のまま、設定アプリから「データローミング」をONにするだけで使える手軽なタイプです。

海外eSIMの使い方

「カードの差し替え」がなく、スマホの設定画面での操作がメインとなります。

  1. 日本出発前:eSIMアプリをダウンロードします。
  2.       アプリ内でデータ通信量と料金を選択、購入します。
  3. 現地到着後:スマホの「設定」>「モバイル通信」を開きます。
  4.       日本で使っている「主回線」のデータローミングをOFFにします。
  5.       「海外用eSIM」をONにすれば使用開始となります。

海外eSIMを利用するメリット

紛失リスクゼロ SIMカードを抜く必要がないため、「失くす」心配が一切ありません。ピンを持ち歩く必要もありません。
日本にいながら準備 出発前に自宅で設定を済ませられるため、現地空港でショップに並ぶ必要がありません。着陸した瞬間にネットに繋がります。
デュアルSIM運用 デフォルトの音声回線を日本のSIMのままにしておけば、取引先や家族からの緊急電話にいつもの番号で出ることができます。
データ容量を増やせる 「データの追加」もアプリ上で即座にできるため、容量が足りなくなった際もスマホで簡単に操作、購入できます。

海外eSIMを利用するデメリット

非常に便利なeSIMですが、利用できる端末や通信トラブル時の対応など、デジタルならではの注意点があります。

対応端末の制限 eSIMはiPhone XS以降などの比較的新しい機種に限られます。会社から支給されたスマホが古い場合は利用できない場合があります。
他の端末に移行できない SIMカードのように「抜いて別の端末に差す」ことができません。別の端末で使いたい場合は、eSIMの再購入手続きが必要です。
電話番号なしが多い 安価なeSIMの多くは「データ通信専用」です。現地の電話番号による音声通話や、SMS認証が必須のサービスは利用できないことがあります。

海外SIMカード・eSIMの選び方

海外出張で利用するSIMを選ぶ際、単に「価格」だけで決めるのは危険です。移動中や会議直前に繋がらないといったトラブルを避けるため、ビジネス利用ならではの4つのポイントを確認しましょう。

渡航先は対応エリアか

Amazonなど日本国内でSIMカードを購入していく場合は、渡航先が対応エリアか確認しましょう。また、複数の国を回る周遊出張の場合は、1枚で全エリアをカバーできる「周遊プラン」を選ぶようにしましょう。

業務内容に応じたデータ容量を選択する

「無制限」が安心ですが、コストを抑えたい場合は自身の業務スタイルに合わせて選びましょう。以下の目安を参考にしてください。

容量プラン おすすめの用途
500MB / 日 メール確認、チャット、地図検索のみ
1GB~2GB / 日 資料作成やメール送受信が中心。たまにWeb会議を行う
無制限 毎日1時間以上のビデオ会議、大容量のデザインデータやPDFの送受信をする

通信速度と安定性

速度の安定性は、そのSIMがどこの通信網を借りているかで決まります。格安すぎるSIMは、混雑時に極端に速度が低下することがあります。

  • 大手キャリア直系を選ぶ: アメリカならAT&TやT-Mobileなど、現地の最大手回線を使用しているSIMが最も安定します。
  • 4G/5Gの対応確認: 渡航先が5G対応エリアであれば、5Gプランを選択することで、大容量データの送受信もストレスなく行えます。

緊急時の日本語サポート

海外では予期せぬトラブル(繋がらない、APN設定がうまくいかない等)が発生します。その際、英語や現地語でしか問い合わせができないと、貴重な業務時間をロスしてしまいます。24時間365日のチャットサポートや、日本語対応が可能か確認しましょう。

主要eSIM 6社 料金比較表(7日間プラン)

出張で安心の5GB以上7日間のプランで各社の料金を比較しました。※料金は2026年2月時点の調査に基づきます(1ドル=150円換算)。※eSIM squareのシンガポールプランは該当の条件が無かったため、7GB/15日間の料金となります。

サービス名 特徴・強み アメリカ 韓国 シンガポール フランス
World eSIM
(ワールドイーシム)
東証プライム上場企業運営。初めてでも安心の操作性。 3,980円
無制限
3,790円
無制限
5,950円
無制限
3,980円
無制限
eSIM square
(イースクエア)
24時間365日の日本語有人チャットサポート有。 2,180円
10GB
3,750円
無制限
3,180円
7GB※
1,480円
10GB
Glocal eSIM
(グローカルイーシム)
欧米プランが安くなる定期キャンペーンを頻繁に実施。 3,480円
無制限
2,980円
無制限
2,980円
無制限
3,780円
無制限
Airalo
(エラロ)
世界最大級のシェア。少量プランが安く、周遊にも強い。 約2,070円
5GB
約1,620円
5GB
約1,440円
5GB
約1,530円
5GB
Holafly
(オラフライ)
データ無制限が基本。PC作業やWeb会議が多い出張におすすめ。 4,290円
無制限
4,290円
無制限
4,290円
無制限
4,290円
無制限
trifa
(トリファ)
日本発アプリ。1GB単位でカスタマイズ可能な高い利便性。 3,820円
10GB
3,820円
10GB
3,820円
10GB
3,820円
10GB

各社の得意なエリアと特徴まとめ

国内運営のSIM提供会社

  • World eSIM(ビジョン):グローバルWi-Fiでおなじみのビジョンが運営。操作しやすく、特にアジア圏の通信安定性に定評があります。
  • eSIM square(テレコムスクエア):日本のモバイル通信会社「テレコムスクエア」が運営。24時間365日の日本語有人チャットサポートを提供しています。
  • グローカルeSIM(グローカルネット):キャンペーンが多く、欧米を含む世界各国の単一国プランが最安級になることがよくあります。
  • trifa(トリファ):国内発のスタートアップ。アプリが使いやすく、1GB単位で細かく容量をカスタマイズできるのが強みです。

グローバル展開のSIM提供会社

  • Airalo(エラロ):世界最大のeSIMストア。米ドルベースのため為替変動を受けますが、世界中のほぼ全ての国で利用可能。少量データが安いです。
  • Holafly(オラフライ):欧米に強い。最大の特徴は「完全無制限プラン」があること。Web会議が多い出張ならHolafly一択です。一部エリアでは音声通話受信用番号も付与されます。

海外出張にはWi-Fiがいい?

海外出張の通信手段として「Wi-Fiレンタル」は根強い人気があります。Wi-FiかSIMか迷っている方はそれぞれの特徴を正しく理解し、最適な方を選びましょう。

Wi-Fiレンタルの方が「いい」ケース

以下の条件に当てはまる場合は、Wi-Fiレンタルを選ぶメリットがあります。

複数端末の接続 スマホだけでなく、業務上PCをネットに繋いで作業する場合に便利です。
複数人での行動 同行者と常に一緒にいて、1台のルーターをシェアして使用する場合に適しています。
設定が簡単 「スマホで設定するのが苦手」という場合でも、パスワードを入れるだけで繋がる安心感があります。

海外SIM/eSIMと比較したデメリット

出張慣れしている人がWi-Fiレンタルを避けるデメリットは以下の通りです。

① 荷物と充電の手間 スマホとは別にルーター本体と充電器を持ち歩く必要があります。ルーターの充電が切れるとスマホも通信できなくなるため、常にモバイルバッテリーとセットで持ち歩く必要があります。
② コストの高さ Wi-FiレンタルはSIMに比べ料金が高く、渡航先や通信料によって1週間で5千円ほどになる場合もあります。
③ 受取・返却の手間 空港のカウンターに並んで借り、帰国後もカウンターへ返しに行く必要があります。

Wi-Fiレンタル vs 海外SIM/eSIM 比較表

Wi-FiレンタルとSIM/eSIMの特徴を比較表でまとめました。SIM/eSIMは荷物を増やさない、電池残量の心配がない、容量が足りなくなったらその場で追加購入できる、など利便性が高いため海外出張におすすめです。

項目 Wi-Fiレンタル 海外SIM / eSIM
利便性 端末が重い、充電が必要 スマホで完結
設定の難易度 電源をつけて繋げるだけで簡単 やや慣れが必要(通信設定など)
コスト 高い 安い
短期出張 おすすめ度 〇 おすすめ度 ◎
長期出張 おすすめ度 △ おすすめ度 ◎

「ピカパカ出張DX」はSIMも簡単に予約できる

海外出張の準備において、航空券やホテルの予約に加え、Wi-FiやeSIMを個別に手配し、それぞれ領収書を管理するのは非常に手間がかかります。また、従業員の立て替え払いや、後日の経費精算業務も大きな負担です。

これらの課題を一度に解決するのが、出張管理システム(BTM)「ピカパカ出張DX」の活用です。

航空券・ホテルと同時にSIMも予約可能!
ピカパカ出張DX

「ピカパカ出張DX」なら、SIMの予約もシステム内で簡単にできます。

  • ワンストップ予約:航空券やホテル予約と同じシステムで、Wi-FiレンタルやeSIMの予約が可能です。
  • 会社一括請求:SIM代金も他の出張費用とまとめて会社へ一括請求。従業員の立て替え払いや領収書の回収漏れを防ぎます。
  • 規程遵守の自動化:会社の旅費規程に沿ったプランを表示。コスト削減とコンプライアンス強化を同時に実現します。

まとめ

海外出張の通信手段は、利便性とコストのバランスで選ぶのが良いでしょう。設定の手軽さや価格を重視するなら「eSIM」、確実な動作や現地通話を求めるなら「SIMカード」が適しています。業務量に応じた容量で購入し、海外出張中の快適なインターネット環境を構築しましょう。

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